ホワイトニング
ご自身の歯を白くする審美治療
ホームホワイトニング(マイルド、ストロング)
ホワイトニングは、ご自身の歯を薬剤により白くする施術です。白く輝く歯は、あなたの笑顔をより美しく見せると共に相手に爽やかな印象を与えます。
専用のマウスピースをお作りし、ご自宅で寝ている間約8時間(マイルド)、又は昼間約1時間(ストロング)を目安にホワイトニングを行います。
施術時間:20分
来院回数:2回
費用:上または下 16,500円(税込)、上下 33,000円(税込)
ホワイトニングのメリット・デメリット
メリット
- 歯を削らずに白くできる。
- 歯にダメージを与えず、明度を簡単に改善できる。
- 比較的短時間で可能。
- 繰り返し施術でき、白さのコントロールができる。
- 経済的である。
デメリット
- 白さは永久的なものではなく、新たに着色も起こるため継続性が必要。
- 人工の歯にはできない。
- 効果に個人差がある。
ご自宅で行えるホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医院で歯の形に合った専用のトレーを作り、あとはご自宅でトレーの中にホワイトニング剤を入れて、歯に装着して白くしていく治療法です。
特殊な光を当てて歯を白くするオフィスホワイトニングと比べ、白くなる程度、白さを維持できる期間、透明感のある仕上がり等に優れています。
毎日1~8時間程度、最低でも2週間は継続することが必要で、効果が出るまで1週間から10日ほどかかりますが、徐々に白くなっていくため違和感がありません。
より自然な白さを長く維持したい人におすすめです。
効果の出かたには個人差があります
例えば日焼けで「一度でどこまで焼けるのか?」といっても個人差があるように、歯もどこまで白くなるかについては人それぞれです。1度でとても白くなる方もいますが、時間がかかる方もいらっしゃいます。ただ時間や回数をかければ、日焼け同様、効果の出にくい人でも徐々に白くなっていきます。
白くなりやすい歯、白くなりにくい歯は年齢によっても差があり、歯年齢が若いほど白くなりやすい傾向があります。年をとると歯の組織が硬くなってホワイトニングの薬剤が歯の内部まで浸透しにくくなります。
よくある質問
Qどうして歯が黄ばむの?
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A大きく3つの要因が挙げられます。
生活習慣による着色
コーヒー・お茶・カレー・ワイン等、着色性の強い飲食物を長年摂取することで歯は次第に黄ばんできます。タバコのヤニなど表面の汚れであればクリーニングで取れますが、歯に染み込んだ着色はホワイトニングで白くします。
加齢による着色
年齢を重ねるとともに、徐々に歯の色が濃くなります。歯の表面を覆っているエナメル質が薄くなることにより、その下の層にある象牙質の色が目立ち、歯は黄褐色になってきます。
遺伝による歯の色
肌の色が人それぞれ異なるように歯の色がもともと黄色っぽい方がいます。
Qどういう原理で白くなるの?
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Aホワイトニング剤に主成分として含まれる過酸化水素や過酸化尿素は、酸素と水に分解します。この分解時に発する活性酸素とフリーラジカルが、 有機質である歯の着色物を無色透明に分解します。
Q歯のホワイトニング剤の成分と安全性は?
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Aホームホワイトニングは過酸化尿素を主成分としています。過酸化尿素は唾液に触れることにより、過酸化水素と尿素に分解します。過酸化水素は、消毒に使うオキシドールと同じ成分で、細胞、細菌、血液等のカタラーゼ(ヘム酵素)により直ちに水と酸素に分解しますので、低濃度で使用するホームホワイトニング剤は、大量摂取しない限り体内に入っても問題ありません。
一方、オフィスホワイトニングは高濃度の過酸化水素が主成分のものもあり、使用には注意が必要です。
Qホワイトニングができない歯・向かない歯は?
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A次のようなケースは、ホワイトニングが出来ません。
- ホワイトニングする歯に大きな虫歯や歯周病がある場合
- 歯の成長過程で、エナメル質や象牙質が十分に成長しきれなかった場合
- セラミック・金属・プラスチックなどの人工の歯
- 妊娠中の方
- 無カタラーゼ血症の方
次のようなケースは、ホワイトニングに向きません。
- 歯の神経がないため変色している場合
- 歯が外傷を受け変色している場合。
- 抗生物質などの影響で歯が縞模様やグレー・茶色に強く変色している場合
- 薄い縞模様の色むらがある場合
- エナメル質に亀裂が入っている場合
- もともと知覚過敏のある歯
Qどのくらいの期間、白さを維持できるの?
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Aホワイトニングで白くなった歯は、セラミックなどの人工の歯と違い、お肌と同様に身体の一部です。お手入れをせずに放っておけば徐々に着色してきます。ただ着色の度合いは生活習慣や歯の質など個人差によるところが大きく事前の判断は困難です。白さを持続するためには、3か月に1度くらいの定期的な歯のクリーニング、年に1・2度のタッチアップ(再ホワイトニング)が効果的です。
Q白さを持続するためには?
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Aまず、タバコ、コーヒー、お茶、ワインなど着色性の強いものはできるだけ避ける方が良いのですが、やはり定期的な歯のクリーニングを受けることが一番大切です。そして、歯の黄ばみの原因は、着色だけでなく加齢により色調が濃くなることや遺伝的な本来の歯の色に戻ろうとすることなども原因しているので、半年に1度程度の割合で後戻り防止のためのホワイトニングを行うと良いでしょう。後戻り防止のホワイトニングは、オフィスホワイトニングで1回程度、ホームホワイトニングで1週間程度連続使用すれば、白さを持続することができます。
Q詰め物が入っている歯のホワイトニングは?
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A詰め物が入っている歯のホワイトニングをする場合、ホワイトニングでは詰め物自体の色を変えることができないため、詰め物を作り直すしかありません。しかし、ホワイトニングはどの程度まで白くなるか分からないため、まずはホワイトニングで希望の色まで白くして、その後ホワイトニングした歯の色にあわせて詰め物を作っていきます。
Qホワイトニングの歯へのダメージは無いの?
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A全く問題はありません。歯にダメージを与えずに白くできるのが、ホワイトニングの最大のメリットです。
Q施術中や術後の痛みは?
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Aホワイトニングによって知覚過敏(冷たいものがしみる)が発生することがあります。オフィスホワイトニングで知覚過敏が発生した場合には、1~2日で自然に治ります。施術中に薬剤の影響で、歯ぐきが白くなったり痛みが出ることもありますが、この場合もすぐ治まりますのでご安心ください。ホームホワイトニング中に知覚過敏が発生した場合は、しばらくホワイトニングを休むことで治まります。
ウォーキングブリーチ
神経(歯髄)を取った歯などで変色が気になる場合に、歯の中にホワイトニング用の薬剤を入れて封をすることで、歯の内側から着色や変色を取って歯を白く明るくしていく方法です。
費用:1本11,000円(税込)
来院回数:2回以上